サービス内容
Serviceウレタン塗膜防水システム「サラセーヌ」とは
サラセーヌは、AGC旭硝子のハイレベルなウレタン技術をベースにAGCポリマー建材が開発し、
製造、販売している高機能な建築用ウレタン塗膜防水システムです。
ウレタン塗膜防水システム「サラセーヌ」の特徴
- 1.高い密着性
- ウレタン塗膜防水材は施工現場で塗布硬化させるため、下地になじみやすく、密着性に優れています。
- 2.塗り重ね可能
- ウレタン塗膜防水材は密着性に優れるため、既存ウレタン塗膜防水層をすべて撤去しなくても、塗り重ねによる改修が可能です。
また、部分補修も容易です。
既存のウレタン塗膜防水層を撤去しないので、産業廃棄物を低減できます。
- 3.複雑な形状でも施工が容易
- ウレタン塗膜防水材は、複雑な形状の塔屋屋根等でも施工が容易です。
- 4.躯体の保護
- ウレタン塗膜防水材は、継ぎ目の無い(シームレスな)防水層を形成します。
高温・低温環境でも一定の伸び性能を有し、下地と一体化した防水層を形成するため、塩害の防止や中性化の抑制による躯体の保護に効果が有ります。
旭硝子の開発した高耐候性塗料用フッ素樹脂「ルミフロン®」を保護仕上材として用いることで、更に耐候性、耐薬品性を上げ、10年間塗り替えを不要とした「サラセーヌ Tフッ素シリーズ」もお選びいただけます。
保護仕上材 5年 10年 15年 20年 Tフッ素シリーズ → 防水改修 → 防水改修 アクリルウレタン系 保護仕上材塗り替え 防水改修 保護仕上材塗り替え 防水改修 ※使用状況や環境条件によっては、塗り替えが必要になる場合があります。
- 5.多彩な用途に対応
- ウレタン塗膜防水材は、クッション性に優れ、歩行に適しています。
また、スポーツ施設や遊戯施設用途に適した工法も用意しております。
模様や色分け、ライン引き等を自由に設計できます。
- 6.環境対応
- 施工時の臭気を低減し、室内空気汚染物質の使用を低減した無溶剤タイプの環境対応型製品サラセーヌECO シリーズもお選びいただけます。
- 7.施工体制
- 建築防水は、材料・工法・施工技術の三位一体で完成されるシステムです。 AGCポリマー建材では、高品質な製品を活かす施工体制を確立するために、全国の防水施工会社、販売店と協力して全国6つのサラセーヌ工業会を設立し施工技術の向上に努めています。
FRPとは
FRPは繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)の略称で補強したプラスチック、という意味です。
FRPは数々の優れた特性を持っており、例えば強度・耐水性・成型性・施工性が優れていることから、
船舶、水槽、バスタブ、波板、自動車、屋根材等として広く使用されています。
FRP防水とは
FRP防水は、上記のような優れたFRPの特性を防水分野に応用したもので、防水層は軽量かつ強靭、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れているという特長があります。
FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維と組み合わせて一体にした塗膜防水です。
従って出来上がった防水層は、継ぎ目のないシームレスな層となり、外観的にもきれいな仕上がりとなります。
効果と特徴
FRP防水の特徴
露出仕様で防水層上の通常の歩行が可能です。
速硬化タイプなので、1日で施工を完了させることも可能です。
耐磨耗性に優れ、駐車場への適応性に優れています。
耐根性、耐土壌性に優れており、屋上緑化防水に最適です。
耐水・耐薬品性に優れているため、薬品槽、下水道施設など耐蝕性を要求される分野にも使用されています。
素材特性
- 下地への適合性
- プライマーの選択により、広範囲に下地への適合性があります。
- シームレス性
- 塗膜防水ですので、全面継ぎ目のない強固な層でカバーされます。
- 下地挙動追従性
- 軟質ポリエステル樹脂の特長が生きます。
- 耐水性
- プール・水槽での実績が多く、水質に最も影響を与えない材料です。
- 軽量
- 一般的には㎡あたり3kg~5kg程度で仕上がります。
- 耐摩耗性
- 駐車場、競技場、スタンド等に多く採用されています。
施工特性
- 速硬化性
- 樹脂の速硬化性(1,2時間以内)が特長で連続工程が可能、工期短縮が図れます。
- 立上り部
- ほぼ均一な厚みで施工できます。また、天井も施工可能です。
- 役物部
- ほぼ均一な厚みですっぽりカバーできます。
- その他取合部
- 壁面での施工性に優れ、他材料との接着性も良く、各種取合部の納りが確実です。
その他の特性
- メンテナンス性
- 速硬化性で、また重ねて施工しても一体化します。
- カラーリング性
- トップコートのバリエーションが豊富にあります。
種類と工法
防水工法は、その種類や目的は様々です。防水の種別は大きく分けて3つの工法があります。
アスファルト防水
アスファルトを含浸したルーフィングを加熱溶融したアスファルトで数枚積層して防水層とします。
特徴 | 実績が多く最も信頼性の高い工法。 溶融したアスファルトとルーフィングを積層し厚みのある防水皮膜を作りあげることで耐荷重性、水密性に優れ、耐用年数が長く、耐久性・水密性・耐荷重性に優れています。 |
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メリット |
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デメリット |
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標準耐用年数 | 露出 12~15年 押え 15~20年 |
厚さ | 5~10mm |
シート防水
塩ビ樹脂やゴム系の高分子材料をシート状にしたものを貼り付け防水層とします。
塩ビシート防水 | ゴムシート防水 | |
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塩化ビニール樹脂等を主原料とし、可塑剤を添加したシートを接着または機械的工程工法で下地に貼り付けます。 シート同士の接合は接着します。 |
特徴 | 合成ゴムを主原料としたシートを接着または機械的工程工法で下地に貼り付ける。 シート同士の接合は接着。 厚塗り塗装材を保護層とすることで軽歩行も可能です。 |
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メリット |
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デメリット |
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露出 12~15年 | 標準耐用年数 | 露出 12~15年 |
1.5~2.5mm | 厚さ | 1.2~2.0mm |
塗装防水
アクリル・ウレタン・クロロプレンゴム・ゴムアスファルト系の材料を塗り付け防水層とします。
ウレタン塗膜防水 | FRP防水 | |
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ウレタンゴム系、アスファルト系等液状の塗膜防水材を混合して、金コテ、ゴムベラまたは刷毛などを用いて塗り重ね、不織布やガラス繊維で補強積層し連続的な膜を形成する工法です。 | 特徴 | 繊維強化プラスチック系等液状の塗膜防水材を混合して、金コテ、ゴムベラまたは刷毛などを用いて塗り重ね、不織布やガラス繊維で補強積層し連続的な膜を形成する工法。 表面が硬く強靱でプールや浴室などにも使われています。 |
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メリット |
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デメリット |
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露出 10~13年 | 標準耐用年数 | 露出 12~15年 |
3.0mm~ | 厚さ | 3.0mm~ |